メンヘラ病と上手く付き合う。

持病のファッションメンヘラ病で苦悩する日々

ART-SCHOOLが夜中のメンタルに良い。

夜中にベッドで寝転がっていると、急に人生とは?という議題が頭に巡って苦しい辛いとメンヘラ病の発作が起きることがよくある。多分 私だけじゃない。はず。

発作が起きると、テレビなんか見てても全く面白さは感じないし(なんなら芸能人のキラキラした感じにもっとおかしくなる)、手持ち無沙汰となり発作は重篤化する。

 

そんな時はメンタルのステロイド、音楽を聴く。

 

普段は音楽ジャンルを問わず、アイドルであろうがデスメタルであろうがポップスであろうが何でも聴く。が、発作時は

 

何が何でもART-SCHOOL一択。

 

ART-SCHOOLを聞きだしたのは本当に最近で、昔からのファンとかでは全くない。初めて聞いたのは1年半前くらい、Apple Musicでおすすめ表示された「Missing」というアルバムの「スカーレット」

スカーレット

スカーレット

イントロのメロディだけで胸がキュンキュンし、久しぶりに一目惚れに近い感覚になった。

木下理樹のなんとも言えない雰囲気のある声も、聴けば聴くほど癖になった。晴天の昼下がりより、どんよりした曇り空の日や夜中 新聞配達の音も聞こえない時間帯に聞くと、より一層ART-SCHOOLの良さが深く感じられた。

 

歌詞も決して前向きではなく、しっかりとネガティブで人一倍生きることに執着してるファッション死にたがりな私にはすごく染み入るものが多かった。

しっかりと後ろを向いて曲を書いてくれている数少ないバンドだと思った。

 

メンヘラ病を持病として持っているが、最近多い「リストカット」「精神安定剤」「カミソリ」などを題材にしたテッパンのメンヘラ曲はすごく苦手で、発作時に聞こうものならそれこそ発狂する。

 

Apple Musicに登録しているおかげでART-SCHOOLの大半の曲を即座にダウンロードして、毎日毎日聴き込んだ。特に「Flora」「Missing」は毎晩毎晩夜な夜な画面に歌詞を映しながら聴いていた。飽きもせずにずっと聴いていると、ふと気付く。

 

あれ?死にたいと思わないな?ART-SCHOOLを聞くことでメンヘラ病の発作を予防できているんじゃないか?

 

自分のよく表現できない苦悩(なんて言うには大袈裟だけど)を、すごくしっくりくるように代弁して歌ってくれている気がして、すごくスッキリできるからだと思う。木下理樹の歌い方、独特な声も全部しっくりくる。がなりたい気持ちも木下理樹が全て叶えてくれている。どんな精神科医よりも木下理樹を信じている。(精神科に患者として行ったことは無い。)

 

とにかく言いたいことは、夜中にメンヘラ病の発作が出る人たちには、ART-SCHOOLを処方したい。

 

 

 

 

 

余談

先日、初めてART-SCHOOLのライブを見ることが出来た。CDJ18/19、もちろんART-SCHOOL目当てだ。THE ORAL CIGARETTESを見たいという友達を捨てて、ART-SCHOOLの会場に無我夢中で走った。

 

生で見る木下理樹は最高だった。退院おめでとう。

戸高さんは細美武士界隈でお世話になっている。いつもありがとう。

 

二曲目のスカーレット、生きていてよかったと思った。一人で拳を振り上げるわけでもなく、リズムに乗るでもなく、ステージを拝みながら幸せを噛み締めていた。スカーレットが終わった瞬間に横にいた大学生くらいの男性2人の片方が「俺 今年一番この曲を聴いていた。幸せだ。」と言っていた。勝手に共感して、私みたいな人間もいるんだなとちょっと嬉しくなった。